【その他のお話】感動は他人に伝える物


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2006年04月07日(Fri)
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【その他のお話】感動は他人に伝える物

MMOではよく、「ちょっとしたいいお話」とかがムービーや
フラッシュで作られてますよね。

昨晩も、井戸端会議チャットでそういう物のURLがぺたぺたと
貼り付けられていて、見てみたりしました。

MMOは大勢の人間がひとつの仮想空間に集まって遊ぶゲームです。
人と人がいる限り、そこには必ずドラマが生まれます。


メールアカウント配布中です。
ベルアイルプレイヤー・参加予定の方向けに改定しました。

注目されやすいのは「いいお話」であって、感動できる物です。
よくあるパターンは「後になって気付いた」ってパターンかな?
「大事なものを取り戻そう」というテーマが非常に多いです。

もちろんそれはパターンで作られた物じゃありません。
ここらへんにMMOでの人間の動きや流れが見える気がします。

ムービーや後日談である「いいお話」、つまり感動できるお話は
どれもプレイヤーの視点で立って描写されます。
それはロールプレイではありません。

「演技」であるロールプレイでは、人の心に訴える物が
リアリティの薄さの為に弱くなってしまうのが原因ですね。

「演技」を重視される方は結構多いですが、それは感動ではなくて
ちょっとしたエッセンス、いわば「お洒落」みたいなものなのかも
しれません。

町を歩く時、当然ですけどファッション選びますよね。
例えばそれは、ジーンズだったりすれば全力疾走したり。
スカートはいて全力疾走なんてしませんよね、普通は。(笑)

演技という意味でのロールプレイは「らしさ」を出す事は出来ても
結局本当の意味では「感動」には繋がりません。

じゃあ、人はMMOで何に対して感動するんでしょうか。


選ぶのは人、決めるのも人、人それぞれです。
人間は同じ世界、歴史、空間を共有する事で、それに対して
優しい物の見方が出来るようになるんだと思います。

とても楽しい空間があって、いつもいるあの人たち。
そして、そんな物語みたいな空気の中に自分がいる。
それはとても楽しくて、悲しい事もあって、でもいい思い出。
その中へ引き込む事、「自分も入りたい」と思わせる事が出来た時、
それは「感動」と呼べる物になるんじゃないでしょうか。

もちろんそこには演技はありません。
人がいて、どんな気持ちの流れがあって、普通それは見えません。
でも、それがそれぞれの選択として見えた時、一歩引いた状態から
見た時はじめて分かる物になるんじゃないでしょうか。

人気がある感動系のムービーとかは、「こんなに面白いよ」という
物は実は非常に少ないです。
ギルドウォーズのムービーなんかはどちらかというと面白さ重視ですが、
これは凄く娯楽を意識していなければ作れないような物です。

日本で特に受ける、感動できる物は、単に「楽しい」という部分じゃなくて
楽しい前提で、人の気持ちの流れを刻んでいる物だと思います。

それは「なくしてしまう寸前で気付いて、なくさずに済んだ物」という
位置づけで、一言で言えば「ごめんね、ありがとう」っていう内容かな?


人は、人と接する事でしか感動を得る事は出来ません。
一人だけではドラマにならないからです。

ひとつの考えがあって、それとは別の考えがあって、お互い受け入れられない
様な内容であったとしても、お互いに理解しあえるから生まれる物があります。
押し付けられた物には感動はありません。

ある人がいった言葉に感銘は受けても、感動はしません。
そこには流れが無いからです。記録を見て受ける感動には限界があります。

陳腐な言い回しになっちゃうかも知れません。

結局、人間は人間を思いやる部分でしか、感動を受け取る事が出来ません。


そういえば日本では「悪者」が人気ありますよね。
暗殺者や忍者とか、特殊な技術を持ったプロフェッショナル。
これはシチュエーションに対する憧れがあると思います。

悪人に憧れる人は、本当の悪がやりたいから悪に憧れる訳じゃありません。
悪という立場を背負わなければならなくなった人に魅力を感じるだけです。

昔からよくあるパターンで、実は思い切りネタにされるものがあります。
これ、皆絶対に「あーそれは」って思うんじゃないかな。

「いつも暴力っぽくて怖いと思ってた人がちらりと見せた優しさに(略)」

ほら、あるでしょ?(笑)

暴力振るうだけの人には魅力ありません。
その人の人間性が見える部分を見て、その人に共感を持ったりしますよね。
理解できない部分が多くても、一瞬見せた理解できる部分があれば人は
その人に対して好印象を持つ事が出来ます。


相手を理解しない、出来ない状態では感動は生まれません。
もちろん、感動は「いい印象」ですから。

相手を理解しようとしない人は、相手にいい印象を持つ事はありません。

これは何もMMOに限った話じゃありません。
人と人が接する場所であれば当然の事です。

思いやり、って言葉はとても曖昧です。
ぶっちゃけて言うと、「相互理解」の事なんですよね。

相手を理解する、相手の気持ちを理解する、相手の考え方を理解する。
理解するしかないんだと思います。
本当に理解している人は、相手を傷つけずに済むんでしょうね。

とはいうものの、「ドラマ」という意味では敵対や相容れない物事も
「ドラマ」といえば「ドラマ」なんでしょうけれど。

という訳で、半ば強引ですがMMOに話戻しますね。

いくら感動があっても、後で理解することが出来てもそれは手遅れです。
自分のその気持ちは、そのときの相手には伝わりません。
ちゃんと口に出して言わなければ伝わる事はありません。

ムービーとかそういうお話は、感動を与えてくれる一方で
見る人に対して教訓を与えてくれているんだと思います。
それは多分「人間らしさを無くしちゃ駄目だよ」って事じゃないでしょうか。


とは言うものの・・・。

後でたとえどんなに「ごめん、ありがとう」なんていっても、それは単に
独りよがりな美しい思い出、であって相手にとっては「嫌な思い出」です。
最悪な終わり方しといて、後で「いい思い出」なんて私は信じられません。
嫌な思い出はあくまで「嫌な思い出」です。
それはその人にとって、教訓になる事はあるかもしれないけれど。

伝えなければ、全く意味がありません。

貴方は、周囲の人に「いやな思い出」として残りたいですか?
私は嫌です。(笑)
だからこそ、色々思い悩む事だってあるし、理解しようと必死になります。

「終わりよければ全てよし」
「結果じゃなくて経過が大事」
「竜頭蛇尾」

全部、言い訳です。言い訳というより「慰め」?
昔からよく言われてますけど、つまりそれは
「時によって使い分けろ」って事なんでしょうね。
結局「全部大事」って事なのかな。(笑)


自己完結でも構わないなら、それでもいいと思います。
でも、それは他人に理解される事はないでしょう。
他人を理解しなければ、他人に理解される事はありません。

今のアニメとか漫画好きな人風に言えば
「対価交換」(鋼の錬金術師)かな?(笑)

情感が無い言い方すれば「エネルギー保存の法則」だし。
結局は「原因があるから結果がある」という事です。

自分がもし、その感動の「渦中の人」となりたいのであれば、
結局「人として当然な部分を大切にするしかない」んでしょうね。

感動は、周囲がしてくれる物であって、自分がする為じゃありません。






個人的には『因果応報』と『一期一会』だと思うAngelicaでした。
私も修行が足りてません。頑張らなくちゃ。