MMOじゃないんですけれど、似た遊び方が出来るという事で
紹介します。
ネバーウインターナイツ、D&DというTRPGをパソコンゲームとして
プレイ出来るという特徴の、市販パッケージゲームです。
机上値として同時64人プレイまでが可能、と言われています。
ネバーウインターナイツはバイオウエアが開発したゲームで、
日本語版はセガが販売サポートを行っています。
画面やカメラはいわゆるファーストパーソンビュータイプも可能な
バードビュータイプ、操作もいろいろなモードが選択出来ます。
このゲームはD&Dをネットを介してTRPGとしてプレイ可能とする、という
特徴を持っていて、先にも書いたとおり最高64人同時プレイが可能と
なっています。
もちろん、ネットの速さとか関係しますから現実には厳しいらしいです。
キャラクターは基本で準備された種族を選び、職業を選択します。
但し、D&Dという事で職業は複数取る事が可能です。
ベースシナリオとして準備された物は非常に出来がいいです。
ヘンチマンという傭兵を雇えるシステムがありますが、そのNPC達にまで
しっかりとシナリオがあって、進むごとに色々な話を聞く事が出来ます。
メインシナリオにもたくさんの枝葉シナリオが準備されていて、
どんどん探求していくとバックボーンに繋がっていそうなシナリオがどんどんと
見えて、私みたいにD&Dに詳しくない人間でも普通に楽しむ事が出来ました。
他にも、モンスター同士が派閥争いで戦争しているのを傍観できる物も
準備されています。これは結構凄いです。
NPCが勝手に動いて色々戦ったりしていて、迫力があります。
あと、PvPが可能なシナリオもダウンロードする事が出来て、
レベルを統一して勝負したりする事が出来るそうです。
もちろんやった事ないので具体的には知りませんけれど。
ネバーウインターナイツのもうひとつの特徴が
「オーロラ・ツールセット」と「GMモード」です。
これはパソコンでTRPGを行う為だけではなくて、やろうと思えば
独自にサーバーを開いて受け容れる事も出来るそうです。
又、サーバーからサーバーへのリンク・ポータルを設置できますから
何人かでサーバーを協力して、ワールドを広げていく事が可能です。
サーバーですが、本体である「ネバーウインターナイツ」をインストールした
時に、一緒に「サーバー単体用プログラム」が含まれていて、ソフトとは
別にサーバーを稼動させる事も出来ます。
サーバー用LINUXパソコン向けのプログラムまで準備されてるみたいです。
NPC等巡回設定や敵対等の派閥設定も可能で、敵対しているといきなり襲って
くる設定等が可能になっています。
GMモードでは、TRPGを行う為に必要とされる操作を行える管理者モードで
配置しているNPCに乗り移って操作する事が可能です。
他にもモンスターをいきなり配置したり、オブジェクトをその場で配置したりも
出来ます。
オーロラ・ツールセットはワールドをデザインできるツール集で、マップを作ったり
建物やNPC、飾りのオブジェクトを配置したりも出来ます。
武器をデザインしたり、効果を選択してアーティファクトを作る事も出来ますが
そういう過剰能力を持った武器は装備にも制約が自動的につきますから、
好き勝手にデザインして強い武器を作って装備、という事が難しくしてあります。
NPCなんかもデザインが色々出来て、話しかけるとどういう返答をして、
どういう選択肢を出すか、という設定が出来るスクリプトまで準備されています。
又、特定エリアに入った時だけBGMを変更する機能もありますし、先に書いた
「この領域に入ったら、○○のエリアのここに現れる」みたいなリンク設定が
出来ます。もちろん、自分のパソコン以外、他にサーバーを動かしている人と
連携して、サーバーからサーバーへの移動も設定できます。
色々と夢いっぱいな事が出来るネバーウインターナイツですが、弱点もあります。
キャラクターはローカル、サーバーのどちらに保存するかを設定出来ますが、
サーバーに保存の場合、一定時間でセーブ画面が出てプレイ進行が止まって
しまう部分が非常に残念な部分です。
ローカル保存の場合、サーバーから切断されてしまった場合、保存前の状態に
巻き戻されてしまったりもします。
キャラクターのデータをどう保存するのか、というのは難しい問題みたいです。
ただ、それらの問題点を抱えた上であっても、魅力的な部分が非常に多い為、
現在でえも熱心なプレイヤーさんが多いみたいです。
現在、拡張パッケージがサードパーティからも出ていたりしますし、プレイヤーが
デザインした衣装等が海外では配布されていたりします。
ローブやドレスといった物までプレイヤーが作れるのは凄いと思いました。
(ただ、色々と技術や知識みたいな物が必要みたいですけれど)
ゲームの流れとしては、一応ターン制ではありますけれど、あまり間延びした
感覚を味わう事はありません。かなり自然に動きます。
魔法や道具を使う事がありますから、ターゲットを決める自動攻撃タイプですが
操作がかなり忙しくなるので「テンポが悪い」という印象は殆ど受けません。
操作自体も色々設定できますから、自分がしっくりする操作方法を選べて
いい感じです。
個人的には品質を最高にしたときの草むらとかが凄く綺麗で好きです。
歩くとざわざわ、って音がなってちゃんと掻き分けて進む感じとか出てます。
サーバーとしてMMOの様な動作をさせる事をある程度考えられている様で、
シャウトとかTellまでついてます。
他にもエモートは全部試すのが面倒なくらい量があります。
リングメニュー方式で選択しますから手間といえば手間ですが、ショートカットも
準備されていますから、慣れればかなり使いやすいのではないでしょうか。
あと、このゲームは当然ですが、声が出ます。
魔法使っても呪文詠唱の声が出ますし、NPC傭兵等に命令するときも実際に
自分のキャラが音声で喋って、その日本語がキャラの上に発言表示されます。
このゲーム、私がエバークエストを本家でプレイしていたときに発売されました。
エバークエストが好きだった人達も何人か、ネバーウインターナイツを始めて
戻ってこなくなったりもしました。
出来自体はかなりいいので、それも当然といえば当然だったのかも知れません。
日本でもコミュニティや関連ページが非常にたくさんありましたが、日本では
パッケージ物で海外製という事でどうしても利用者が少なくて、発展する事が
無いまま現在に至っています。
カスタマイズが非常に細かい部分まで出来るものの、例えばマップを作っても
NPCを配置して、そのスクリプトを書く、という部分が難解であったり、
特定の技術を持っていなければ完全オリジナルのデザインを作ったり出来ない
部分が、興味を持たれながらも深く広く売れなかった原因だと思います。
現在では廉価版が発売されているそうですから、もしお財布に余裕があって
「今のMMOが詰まらなくて、もっと楽しいゲームをしたい」と考えられるなら
一度試してみては如何でしょうか。
もし長く遊ばれたい場合は、何人か集まった状態で始めるのが良いと思います。
大抵の人は一人で遊んで一人で触って、面白いけれど一人で遊ぶのはちょっと
つまらない、という感じで辞めてしまうタイプのゲームだと思いますから・・・。
ちなみに、現在でもサポートは行われています。
セガ NeverWinterNightsサポートページ
上のメニューからデモムービー等も見る事が出来ます。
現在、NWN2も発表されていますし、興味がある方は一度試されては如何?